わたし偏頭痛持ちで・・・って片頭痛の対処、薬、治し方を知っていますか?

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つらい痛みで動けなくなる頭痛は片頭痛に違いありません 

 典型的な片頭痛は頭の片側でズキズキという拍動性の頭痛発作を繰り返すことで知られています 。痛みは両側で起こることもあるし拍動性でないこともあります 。頭痛以外の症状として吐き気や光、音への過敏、めまいや首の痛みなどの多彩な自覚症状を伴うことがあります 。

片頭痛は週に2回から月2回程度の頻度で繰り返し起こります。ズキンズキンと脈打つ痛みが、4時間から長いと72時間も続くことがあります。痛みがない時はケロッとしています。片頭痛は動くと痛みが増すのが特徴です。静かな暗い部屋で、じっとしていても痛い頭痛ですから、まず動いてみてくだいさい。これで頭痛が悪化するかで診断が可能です。

 例えば階段をトントンと早足で降りてみてください。もし片頭痛なら、頭に痛みがガンガン響いて、頭痛がさらにひどくなります。もっと簡単に出来る方法は、腰を折るように、頭を下げて頭が心臓の位置より下に来るように、深くお辞儀をしてみることです。片頭痛なら、お辞儀で頭に血が上り、うっ血して脳圧が上がり、痛みがひどくなるはずです。

片頭痛で定期的に通院をしている人はわずかで、診断まで10年かかる人も

 片頭痛は、治療を早期に行うことによって慢性化を防げます 。しかし片頭痛だと思っていても、医療機関に受診したことがない人は6割以上です。調査によれば、定期的に通院をしている人は、わずか15%でした。通院したとしても、片頭痛と診断されていない人がたくさんます。 頭痛を発症してから、片頭痛と診断されるまで、平均で10年余りかかっていることが報告されています。そして、適切な治療を受けている患者さんが少ないと言われています 。

女性に圧倒的に多い、ただし妊娠中にはあまり起こらない

 片頭痛は ストレスを感じている最中より、休日などのストレスから解放された時に、起こりやすくなります。片頭痛は、10から15歳頃から始まり、年齢とともに症状がひどくなります。

 女性では、エストロゲンの低下に誘発され、月経が始まる前日に起こりやすくなります。それと別に、月経後半に立て続けに起こることもあります。この場合は、もう一つの女性ホルモンのプロゲステロンとの兼ね合いで、片頭痛が起こると考えられています。そのため月経のない妊娠中には、片頭痛が起こりにくいです。女性の片頭痛の累積有病率は44%で、女性に片頭痛は多い病気です。

 もちろん男性にも片頭痛は起こり得ます。男性の80歳までに発症した人をまとめて計算(累積有病率)すると、18%となります。男性のおよそ5人に1人は、その生涯で片頭痛を経験していることになります。

片頭痛は三叉神経が分布する側頭部の血管拡張による炎症が引き起こす

 片頭痛の脳内では、まず始めに、体のリズムや環境の変化によるストレスで脳内物質のセロトニンが消費され枯渇します。このため側頭部に分布する三叉神経が興奮して、側頭部の脳硬膜血管周囲に、血管拡張物質CGRPが放出されます。これにより血管が拡張し、硬膜に炎症を起こし、こめかみ周囲の痛みが主体の片頭痛発作を引き起こします。 三叉神経から視床下部に神経の刺激が行くと、吐き気やめまいなども引き起こします。 

働きの良すぎる敏感な脳を持っているのが、片頭痛の人

 片頭痛の人は、体のリズムや環境の変化により片頭痛の脳が非常事態と勘違いします 。普通の人は環境の変化や刺激を繰り返し受けると脳の活動の反応が徐々に低下します。すなわち刺激に対する慣れの現象が生じます。ところが片頭痛の人の脳では慣れの現象が起こらず、いつまでも良い反応が続きます。周囲の環境からの刺激に常に新鮮に反応し、慣れることのない、働きの良すぎる脳なのです。常に周囲の変化に振り回され、脳のリズムが崩れやすい、非常事態と勘違いしやすいのです。

片頭痛の特効薬は片頭痛にしか効かない

  片頭痛の火元を消す薬、つまり血管の拡張を元に戻すことで、片頭痛を何とかやり過ごすことができるのが、トリプタンという薬です。通常の市販の頭痛薬は、炎症を抑える消炎鎮痛剤でトリプタンと異なります。

 トリプタンは片頭痛を引き起こす血管拡張を抑える薬です。偏頭痛が始まったら早めに飲むのがコツです。どのタイミングや種類により特徴もあります。病院に受診し、先生とよく相談しながら飲んでみてください。ある薬が効かなくても別な種類が効く場合がありますので、通って自分に合うトリプタンを見つけることが重要です。今まで市販薬を飲んでいた人の50%が、トリプタンを飲むことにより以前と比較にならないくらい楽になった、人生が変わったと答えています。

慢性片頭痛は片頭痛が慢性化した状態なので、すぐに病院へ

 片頭痛が慢性化すると、頭痛の頻度が増すだけではなく、片頭痛のない日に、片頭痛が変化したような、緊張型頭痛(別記事にまとめてあります)にも似た頭痛がよく起こります。

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すっきりした日がなくなってきます 。こういう時は、緊張型頭痛が慢性になった場合と違い、週に2~3日はひどい頭痛(片頭痛)が起こります。頭痛薬を月に10回以上飲むようになっている、仕事を月に何度も休む、頭痛のために家事や子育てが困難になる、こういう場合注意が必要です。

このような場合は、緊張型頭痛と病院で言われたとしても、片頭痛が共存していることが多いです。一度頭痛専門医を受診することを、お勧めします。トリプタンという特効薬を上手く使えてコントロールできるようになれば、頭痛とうまく付き合っていけるようになるはずです。

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